工場などの陸上施設では、たくさんの業務用監視カメラを同軸ケーブルなどの有線でつなぐのが普通です。そしてレコーダに録画したストリーミング映像をモニタで確認します。
しかし、船内の限られたネットワーク通信環境では、たくさんのカメラから同時にストリーミング映像を流すことはできません。
また、船上で、乗組員にモニタ確認の業務を増やすことも現実的ではありません。
そこで私たちは、自動車に使われる通信型ドライブレコーダーに着目しました。通信機能を持つドライブレコーダーをベースに、インテリジェント監視カメラ装置を新たに開発。
カメラが異常を検知した時だけ圧縮動画を管理サーバに通知するという方法で、低コストでありながら、乗組員にもネットワークにも負荷がかからないシステムを実現したのです。
性能保証 | 動作保証温度 -10〜+60℃ / 保存温度範囲 -20〜+85℃ |
本体サイズ | W100 x H62 x D45mm |
電源電圧 | 5V |
センサー等 | 加速度センサー、ジャイロセンサー、GNSSアンテナ |
映像素子 | 1/3" Color CMOS |
有効画素数 | 200万画素 |
記録フォーマット | 動画 MP4 / 静止画 JPEG |
音声録画 | 可 |
カメラが異常を検知すると、システムの連携により、クルーの全スマホに情報が強制送信されます。もちろん、異常を検知したカメラ以外のリアルタイム画像が見たければ、スマホから別のカメラにもアクセス可能。これらの連携をつかさどるのが、船内管理サーバの”dolphin”です。
“dolphin”は、通信回線を接続することで、陸上とのゲートウェイとしても機能します。インテリジェント監視カメラや船内インカムにアクセスできますので、例えば陸から荷役の状態を監視したり、クルーに指示を与えたりすることもできます。また、監視カメラやスマートフォンのソフトウェアアップデートやリモートメンテナンスを通じて、常に最新の安心をお届けします。
私たちにとって、監視カメラシステムはあくまで船内 Wi-Fi を応用したアプリケーションのひとつ。船内にネットワークシステムを構築することで、ワークスペースとしての船舶の可能性は一気に拡がります。
たとえば、エンジンルームにIoTセンサーを装着してモニタリングしたり。クルーにスマートウォッチを装着してもらって健康管理をしたり。電子ログブックを導入したり。船でしかできなかった業務を、陸上側で分担したり。
さぁ、船のDXをはじめましょう!
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